今回ご紹介するのは、細長い円筒形のユニコーンアンテナを外壁に取り付けた施工事例です。濃色の本体が屋根のラインより上に伸び、足元には支柱を支える金具が見えます。
アンテナ工事というと本体の形に目が向きますが、建物とつながる固定部や、屋内へ向かうケーブルも見ておきたい部分です。完成状態の写真をたどりながら、それぞれの納まりをご紹介します。

円筒形の本体と、支柱に沿うケーブル
下から見上げると、アンテナ本体の形と、マストと呼ばれる支柱の位置関係が分かります。本体の下から出た淡い色のケーブルは、支柱に沿わせて黒い帯状の部材で留めています。
配線は支柱の途中から外壁側へ向かいます。本体だけを単独で見るのではなく、支える部分から線の通り道までを一緒に見ると、取り付けた姿がつかみやすくなります。写真の下方を横切る太い引込線とは別に、支柱に沿う細いケーブルをご覧ください。
壁との接点になる取付金具
外壁側には、縦長のプレートと、そこから横へ伸びる二本の腕が見えます。この金具が支柱を支えています。近景では、プレートの固定ねじの頭まわりに、灰色のシーリングが施されていることを確認できます。シーリングは、隙間を埋めるために使う材料です。
一般に、屋外の設備を固定する際は、金具の取り付け方と、ねじ穴などへの水の入り方を合わせて考えます。外観に現れる本体だけでなく、壁と接する小さな箇所も工事の大切な部分です。反対側からの写真では、金具と近くの雨樋との位置関係も分かります。


金具の下にある、配線の接続部
ケーブルを下へたどると、金具の下に巻材で覆われた接続部が見えます。その上下には線を壁面に留める金属の固定具があり、固定具まわりにも灰色のシーリングが確認できます。
接続部の下では、線を大きく曲げて外壁の角へ向けています。屋外の配線では、接続部分の保護と、線に無理のかからない曲げ方を考えることが大切です。こうした箇所は離れた場所からは目立ちにくいため、近くの写真で納まりをお伝えします。

外壁の角を回り、引込口へ
続いて、外壁の角を回った側です。淡い色のケーブルが壁面に沿って横へ伸び、縦に通る雨樋の後ろへ回っています。角の近くにも固定具があり、ケーブルを通した位置が分かります。
住宅の外側には、雨樋や配管カバーなど、さまざまな設備が並びます。配線経路を考えるときは、線だけに注目するのではなく、周囲の設備との位置関係を含めて検討します。写真では、その距離感を横からご覧いただけます。

引込口まわりの曲がり方も確認
角の先を正面に近い位置から見ると、上下に並ぶ二つのカバーが写っています。今回たどってきた淡い色のケーブルは、上側のカバーの下へ入っています。カバーの手前で緩やかに曲がり、横方向の部分は壁面の固定具に留められています。
アンテナから屋内へつながる線も、住まいの外観の一部です。本体の色や形とともに、どの壁面を通り、どこから引き込むのかまで確認しておくと、設置後の姿を具体的にイメージできます。

少し離れた位置から見た仕上がり
最後は、屋根のラインと上階の外壁が入る位置から見た写真です。円筒形の本体、支柱、取付金具が、建物に対してどのくらいの大きさに見えるかを確認できます。近景で見た固定部と、離れて見た全体の姿を合わせてご覧ください。
設置場所は、外観の希望に加え、建物の条件や現地の電波状況を踏まえて考えます。同じ形のアンテナでも、どのお住まいにも同じ位置が合うとは限りません。新築のアンテナ工事をご検討の際は、本体の見え方や配線について気になることも、新築専門アンテナ職人へお聞かせください。
